投資信託とは?その概要から投資方法~おすすめ初心者向けファンドまでをまとめて紹介

投資信託の全てを初心者向けにわかりやすくまとめて紹介します

投資信託の仕組み

投資初心者が投資を始めるなら投資信託がおすすめと聞くけれど、実際投資信託って何なの?本当に投資初心者でも簡単に始められるの?

ネットや雑誌で「簡単」と言われても、投資ってそんなにさらっと初められるものでもないですよね。

そこで今回は、投資信託とは何か?その種類からおすすめファンドまでを初心者向けにわかりやすく紹介します。

これから投資信託での資産運用を検討されている方は必見のコンテンツです!

管理人
当サイト管理人のキャリー桃子が解説します!

投資信託とは?

投資信託とは、複数の投資者から集めたお金を資産運用会社で1つのまとまった資産に束ね、投資のプロがまとめて資産運用する金融商品

投資のプロが代わりに運用してくれると言っても、ミステリーツアーであるまいし、どんな運用方法で運用されるか投資者側からわからないと困りますよね。

投資信託の場合はウェブ上の目論見書(投資信託の説明書)に投資方針や投資先の選定基準など運用に関する決まりや方針がしっかり記載されているので、投資者側でご自身の大切な資産がどう運用されるのかしっかり理解した上で運用できます。

また、投資後の運用状況に関しても毎月の運用レポートにて確認できるので、プロに運用をおまかせしながらも投資者側で運用状況をウォッチできますのでご安心くださいね。

さて、そんな投資信託は大きく分けて以下の4つに分類されますので見ていきましょう。

1.インデックスファンド

インデックスファンドとは、日本の上場株式の平均株価である日経平均株価などのと指標に連動した値動きを目指す投資信託のことを指します。

以下、日経平均株価に連動する投資信託の運用例ですが、ベンチマーク(日経平均株価)と基準価格(ファンドの価格)がしっかり連動されていることがわかります。

インデックスファンド
引用:eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

<メリット>
・目標とする数値は毎日の金融ニュースなどで簡単に確認でき、ファンドの大体の運用状況を感覚的に確認しやすい。
・数値を追いかけるだけと運用が単調で比較的運用コストが抑えられ、手数料が割安のことが多い。
<デメリット>
・数値に「連動」連動した運用がメインのため、市場の下落局面では利益を出しにくい。

2.アクティブファンド

アクティブファンドとは日経平均株価のような特定の数値に連動されるのではなく「指標に常に勝つ」運用を行うファンドのことを言います

以下、ひふみ投信というアクティブファンドの運用例ですが同ファンドが目標とするTOPIXという日本の株価平均値と連動せず、独自のパフォーマンスを保っていることがわかります。

アクティブファンド
引用:ひふみ投信

<メリット>
・指標に連動させないため、市場の下落局面でも積極的に利益獲得を目指せる。
・運用に独自性があり、値動きや投資状況をウォッチしていて楽しい。
<デメリット>
・運用成績が運用者の投資手腕に依存し、運用不調時には市場平均値に負けてしまう可能性も。
・独自性の高い運用を行うため運用に手間がかかり、手数料がかさみがち。

3.テーマファンド

バイオ分野、AI(人工知能)分野など、特定の分野に関する投資先へ投資を行うファンドです。

以下、フィデリティ世界医療機器関連株ファンドというヘルスケア領域へ投資を行うファンドの運用例ですが、近年の平均値に需要により右肩上がりで資産を増やしています。

テーマファンド
引用:フィデリティ世界医療機器関連株ファンド

<メリット>
・特定の業界のピンポイントな伸びに投資できるため、読みが当たれば大きな利益獲得に期待できる。
・投資先が1つの業界に限られているため投資者側から意識しやすく、投資していて業界の状況を追いやすい。
<デメリット>
・1つの分野に投資が集中するので、その業界の衰退などが起きると大きなダメージを受けてしまう。
・インデックスファンドよりも投資や事前調査に手間がかかり、コスト高になりがち。

4.バランスファンド

バランスファンドとは国内外の株式や債券、不動産など複数の投資先にバランスよく投資を行うファンドです。

以下、eMAXIS Slim バランスというバランスファンドの投資先を示した図となりますが、複数の投資先にまんべんなく投資が行われていることがわかります。

バランスファンド
引用:eMAXIS Slim バランス

<メリット>
・高い分散効果を享受でき、資産価値の下落リスクを抑え投資運用が出来る。
<デメリット>
・株式以外の他資産に分散されすぎている場合は、株式市場の上昇の恩恵を十分に受けられない可能性も。

ファンドの始め方

ここまでの内容を踏まえ、投資したい投資信託の方向性が決まったらあとは始めるだけ。

投資信託の始め方をまとめてみます。

1.証券会社に口座開設を行う

まず、利用したい証券会社を選びます。

アプリの使いやすさや、日常生活で集めているポイントが貯まるなど人によって適切な証券会社は異なります。

複数社を比較検討し、ご自身が気に入った証券会社に口座開設を行うことをおすすめします。

ここで作った口座に入金をし、そこから選んだ投資信託を購入していく仕組みですよ。

<キャンペーンの利用もおすすめ>
タイミングが合えば、実施中の口座開設キャンペーンを利用することでポイントが貰えたり、キャッシュバックが受けられたりすることがあります。是非、利用したいですね!

2.入金

投資したい金額から逆算し、投資に必要な資金の入金を行います。

特に「積立購入」で月々いくらで決まった金額を定期投資したい方は、クレジットカード決済で投資をするとカードのポイントも貯まり、入金忘れの恐れもなく安心ですよ。

3.ファンドを選び、購入する

ここまでくれば、投資したい投資信託を選び購入するだけです。

どうしても投資先の投資信託を決められないという方は、各金融機関が提供しているポートフォリオツールを利用すれば投資に関する質問に答えるだけで、投資者にピッタリ投資信託をおすすめしてもらえ便利です。

活用したいNISAとiDeco

これから投資信託を始めたいとお考え方は是非チェックしておきたいのが、NISA(ニーサ)とiDeco(イデコ)制度

どちらもNISA・iDeco特定口座から投資することで投資で得られた利益が非課税になり、限りなくお得に資産運用を始めることが出来るでしょう。

国が国民の投資を推進しようと作った制度なので、どちらも仕組みが大変にわかりやすく広報用サイトを見れば投資初心者の方でも無理なく理解できますよ。

>>NISA公式サイト

>>iDeco公式サイト

おすすめ初心者向けファンド3選

さて、最後に投資初心者におすすめの投資信託例を以下3つまとめてみます。

いろいろ調べてみたけれど、どのファンドを買えばよいかわからない。

そんな方は、まず投資初心者に人気の以下3つのファンドから検討してみると良いでしょう。

1.eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズ

eMAXIS Slim

<引用:eMAXIS Slim公式サイト>

eMAXIS Slimシリーズは、三菱UFJ国債投信の低コスト投資信託シリーズのことです。

限りなく低コストとそのファンドの種類の豊富さで、多くの投資初心者に支持されています。

初心者であれば国内株式(TOPIX・日経平均)ファンドに合わせ、米国株式(S&P500)をスパイスとして購入したり、またあれこれ買うのが面倒という方はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入すれば1つのファンドで国内外に資産を分散投資できるでしょう。

>>eMAXIS Slim公式サイト

2.ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ

ニッセイ<購入・換金手数料なし>

<引用:ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ公式サイト>

ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズもeMAXIS Slimと同様、低コスト投信として多くの投資者の人気を集めています。

eMAXIS Slimシリーズとどちらを選べばいいの?と思われるかも知れませんが、広報サイトのみやすさや希望の商品があるか、開設した証券口座での購入が可能かなどで決めると良いですよ。

主要ファンドの手数料はeMAXIS Slimとほとんど同列ですが、一部ニッチなファンドに関しては手数料に差があるので、しっかりコスト比較をして低コストで運用できるものを選ぶのもおすすめです。

>>ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ公式サイト

3.ひふみ投信

ひふみ投信

<引用:ひふみ投信公式サイト>

ひふみ投信は一方変わりアクティブファンドで、特定の指標に連動させるのではなく常に勝てる運用を行います。

ファンドごとに独自の運用を行うため投資者側で運用状況が理解しにくくなる中、ひふみ投信は情報の透明性に注力し広報サイトで細かく投資先の情報を説明してくれています。

また、定期的なセミナーやイベントの開催も行っており、投資の知識を身につけながら楽しく運用を行いたい方にはおすすめの投資信託です。

>>ひふみ投信公式サイト

少額からまずは投資を初めたい方におすすめ!

さて、ここまで投資信託と何か?その種類~始め方、初心者向けおすすめ投資信託3選までまとめて紹介してきました。

投資信託と聞くと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、その仕組みを理解してしまえば、対価を支払いプロに運用をおまかせできる大変便利な金融商品です。

投資する際には複数のファンドを比較し、コスト面も考慮した上で投資を始められると良いでしょう

また、投資信託と同じくプロに運用を任せる投資方法の一つにヘッジファンドもあるので、興味のある方は一度ヘッジファンドについて勉強してみても良いかもしれませんね。

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