ヘッジファンドとは?
まとまった資産を海外から運用したい。
そんな方は、資産運用先としてヘッジファンドを考えることが出来ます。
ヘッジファンドとは少数の顧客から集めた資産を一つにまとめ、投資のプロが専門的な手法で運用を行うプロ向けのファンドのことを言います。
ヘッジファンドのヘッジとは元々資産の損失を「避ける」という意味で、上昇相場だけでなく下落相場でも積極的に利益獲得に望め、資産の損失を避けに行くことが出来ます。
1.投資家の募集方法が違う
投資信託(公募)などは証券会社などで簡単に購入でき、1つのファンドに多くの投資者が投資しています。
その点ヘッジファンド(私募)の場合は基本的に1ファンド50人未満と投資できる投資家の数が限られており、限られた投資家のみが投資できます。
よってインパクトのある投資を行うためには少ない投資家からまとまった額を集めないといけなく、ヘッジファンドの最低投資額は1000万円ほどからと高額となっています。
その代わり少数相手にしっかり対面面談でファンド説明ができることもあり、大衆向けファンドよりより専門的かつ自由な運用が認められています。
2.収益目標が違う
投資信託の場合多くは日本の株価平均値である日経平均株価のようなとある指標を「目標値(ベンチマーク)」として設定し、その指標に連動させたり、常に勝てるように運用を行うものが多いです。
その点ヘッジファンドの場合は特定の指標を目標値として設定せず、市場が大暴落しても下がった市場平均値に引っ張られることなく常に利益を出せるように投資を行います。
3.手数料体系が違う
また、投資信託の場合は基本的に「運用額」に対し何%と言う形で手数料が発生しますが、ヘッジファンドの場合はメインの手数料は成功報酬で運用で出た「利益」に対し何%という形で手数料が発生します。
市場平均に関係なく顧客の利益だけでなく、自社の利益の為にも本気で運用に取り組んでもらえるのは嬉しいですね。
余談ですが、ヘッジファンドの運用者の報酬体系も合わせて「成功報酬」となっているところが多く、自分の生活や報酬のためにもモチベーション高く運用してもらえそうです。
プロ向けファンドのお手並み拝見
さて、ここまでの内容でヘッジファンドって何だか本格的…と感じられた方もいるかも知れません。
ここで実際のヘッジファンドの運用成績から、大衆向けファンドとどれくらいパフォーマンスに違いが出るのかを見てみます。
以下、ヘッジファンドダイレクトという金融会社の取り扱いファンドの運用成績を示したグラフです。
引用:ヘッジファンドダイレクト
表内の灰色線が世界株の値動きに対し、表内の赤色線が同ヘッジファンドの値動き。
先述したとおり、市場の平均値に関係なく常に高いリターンを狙いに行くヘッジファンド運用の本質が表からも見て取れると思います。
もちろんヘッジファンドの運用成績は運用者の手腕に大きく左右されるため、中には大衆向けファンドに負けてしまっているヘッジファンドもあるのが事実。
しかし、ファンドさえうまく選べれば長期に渡り市場の暴落に怯えることなく安定した資産運用も期待することが出来るでしょう。
投資方法徹底解説
ここまでの内容を踏まえ、ご自身もヘッジファンドで資産運用したいとお考えの方の為に以下ヘッジファンドへの投資方法をまとめます。
1.直接ファンドに問い合わせる
ヘッジファンドは大手証券会社での販売はありませんので、直接ファンドのホームページにアクセスしそこからファンドに面談希望の旨連絡を行います。
グーグルやヤフーなどの検索エンジンで「ヘッジファンド おすすめ」などで検索すると個人でアクセス可能なヘッジファンドを知ることが出来ますので、気になるファンドを数社選びコンタクトを取ると良いでしょう。
2.面談を行う
面談は基本的に無料で、ホテルのラウンジやカフェなどで行われることが多いよう。
ファンドの担当者からファンドに関する基本情報や過去の運用成績、リスクなどの説明を受け、疑問点があれば質問することができます。
3.入金~運用開始
面談でファンドに投資したいと感じた場合は、その場で契約することも出来ますし、一旦家に持ち帰り後日書面で契約することも可能。
運用開始後は定期的に送られてくる運用レポートを参考に運用状況を確認、また市場が大きく動いた際など気になるときはいつでも電話やメールで状況を質問できますよ。
日本国内おすすめヘッジファンド例3選
最後に、日本国内おすすめヘッジファンドの例を3つ紹介してみます。
どのファンドも有名ファンドですので、まず以下3ファンドから面談を検討しヘッジファンドがどのようなものか?を掴んでみると良いですよ。
1.BMキャピタル
<引用:BMキャピタル公式サイト>
BMキャピタルは、日本の六本木にオフィスを置く老舗国内ヘッジファンドです。
過去マイナスが出た月ゼロ、年平均10%以上と安定した運用成績を残せています。
また、自社を初心者向けファンドとしており、きめ細やかなサービスで安心して投資できます。
2.ストラテジックキャピタル
<引用:ストラテジックキャピタル公式サイト>
ストラテジックキャピタルは、アクティビストファンドであり投資先に直接提言を行い株価上場を目指します。
投資して待つのでなく積極的にアクションを起こすため、早い段階での利益獲得に望めるのは嬉しいですよね。
本格派ファンドにしては最低投資額が1000万円程とお手軽な方なので、比較的投資しやすいのもポイントです。
3.ヘッジファンドダイレクト
<引用:ヘッジファンドダイレクト公式サイト>
ヘッジファンドダイレクトは複数のヘッジファンドを仲介する、ヘッジファンド仲介会社。
多くのファンドを比較し投資者にぴったりなファンドを推薦してもらえるので、どのファンドに投資すべきかわからない方は利用を検討しても良いでしょう。
しかし、仲介会社を通して投資を行うと仲介コストが発生する点は覚えておきたいですね。
海外からも投資可能!まとまった資産の運用に検討してみても
さて、ここまでヘッジファンドとは何か?その特徴~おすすめファンドまでまとめて紹介してきました。
ヘッジファンドは海外から投資可能なファンドも多いので、投資の選択肢として考えてみても良いのではないでしょうか。
また基本的にヘッジファンドの面談は無料で受けられるので、投資の勉強がてら参加してみるのもおすすめです。
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